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コーナータイトル

糖度チェック

食育 ドラゴンフルーツ  糖度 

いつ頃からでしょうか?
糖度を表示するようになったのは。

私の記憶では・・・カットされたスイカのラップの上にマジックで糖度の値が書かれていたのに気付いたのが最初だったような気がします。
農業を始める前なんて、糖度という言葉すら知らなかったし、敢えて調べようともしませんでした。
だから、糖度値が高いから買うとかいうことはなく、カッとされたものであるならあくまで見た目で選んでいました。
スイカ一玉なら、コンコンと表面を叩いて響く音を確認し、得意げにこれが甘いと満足げに買い物籠に入れていましたし、キャベツであれば、重いか軽いかで判断する、
とにかく、数字より見た目、触った感じで選んでいました。
それが、あまり美味しくなかったとしても、それはそれで、生産者に怒るわけではなく、自分の見る目のなさを嘆いたものでした。


時代は変り、消費者も完璧を求めるようになりました。
生きるために食べるから、満たすために食べる。
つまり、体を満たすためから、心を満たすためと言えるでしょうか。

それは、世の中がたくさんのもので溢れ、私たちは選ぶことができるようになったことで、消費者である私たちは選択肢が広がりました。
しかしながら、選択肢が広がったのにも関わらず、自分の中で調べ選ぶという面倒くさい工程を飛ばしてしまったようです。
その結果、体で感じる、心で感じることを忘れてしまい、デジタル数値、パッと目につく包装やインパクトのある言葉で反応してしまうようになってしまいました。

私は正直、この状態に寂しさを感じますが、これはこれで受け入れていかなければいけないと思っています。
今は農業をしながら、現代の技術と忘れてしまった?五感を結ぶことはできないだろうか?と考えています。
そうしなければ、食糧問題の解決はありえないと思っています。

それには、まず、栽培者からの情報発信しかないと思っています。
栽培風景を動画で流したり、実際、体験していただいたりと魅せる農業を目指すことが大切なのではないでしょうか。
そして、技術を駆使して分かりやすく数値で表し、心で感じる点と目で確認できる点を一本の線で結ぶことができたなら、もう少し農業やたべることに興味を抱いていただけるのではないでしょうか。
そんな気がします。

これは、動画で流れているマキスパという品種の収穫前の状態です。


これは、マキスパをカットした断面の写真です。
とても瑞々しく、まな板は赤く染まります。天然の色?って疑いたくなります。


でも、悲しいけれど、これだけでは味が想像できません。(笑)

最後に、数値はあくまでも数値です。
生産者として言い訳するわけではありませんが。

選ぶときから食べることは始まっていると思います。

こころで感じて選び、愛情を込めて料理し、楽しく食べていただけるよう、私たちは生産者として、皆様に選んでいただけるよう努力しなければいけません。

AGRI-ART  2008年1月12日 02:01

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見た目は暑苦しく、爽やかさが欠ける。情熱なのか、くどいだけなのか・・・。無骨で不器用な手を持つ男。
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