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棲み分けから共存へ

食育 ビジョン  環境問題  農業  農業問題 

私には、封印してきたことがある。
昨年9月に温泉熱を利用した温室を建設したころから
往復330キロの車の中で、ハンドルを握り締めながら
時には睡魔と戦いながら、考えてきたことがあった。

その想いは、日増しに大きくなるが、
人に説明するとき、私たちが取組んでいる農業の主題が
ボケてしまうので、敢えて封印してきた。
主題がボケるぐらいならいいものの、私の考えが宇宙人的発想だと
農業でしっかり生計をたててから言いなさいって言われるのがオチ。

いやいや、私は真剣です。
建設業の技術者だから気付いたこと、
いろんな友人がいて直接話を聞けるから、自信を深め、
イギリス生まれのフードマイレージではないが、
環境配慮型農業を実践している就農者だからこそ、
アイデアというか、知識というか、いろんな点と点が線になっていく。
頭の中で、どんどんイメージが膨らんでいく。

それが 『 棲み分けから共存へ 』 だ。
何だ?って言われるだろう。(笑)

簡単に言うと、
農業地帯と工業地帯が一緒になること。
もちろん、全てではないだろうが、そんな時代が必ず来るだろう。
棲み分けされてきた環境が、近い将来、
共存して循環型へ変化していくということ。
そして、洞爺湖サミットで温室効果ガス半減が提唱された。
日本の企業は、あらゆる対策を講じることになるだろう。
一般的に数値を挙げるだろうが、その道のプロでもない限り分からない。
そんな議論や取組みが行われていくだろう。

私は、私たちの熱交換システムの応用にヒントがあると確信している。
奥飛騨のハウスは、温泉熱を奪った循環水で室内を暖めている。
マイナス15度でも10度はキープできる。
では、車の部品工場ではどうだろうか?
繊維工場ではどうだろうか?
都心の地下鉄の熱風はどうだろうか?
蒸気、熱水が存在するはず。
となると、その熱水や蒸気から熱を奪った循環水を工場内に配管すれば、
冬期の暖房費は削減できると考えられる。
また、床に配管しコンクリートなど骨材を熱反応させれば、
遠赤外線が生じ、立ち仕事の天敵、腰痛をも和らげる効果もあるだろう。
私は、建設業の技術者。
コンクリートの上での作業は、本当に腰やアキレス腱の疲れに影響する。
それが、温泉ハウスでは、一切苦にならないのだ。

こんなこともアリだろう。
工場と農場を併設すること。
工場から排出された熱を利用して、温室ハウスを建てる。
そこでは、野菜、果物、花などなんでもかまわない。
私が、トロピカルフルーツを推薦するのは言うまでもないが。(笑)
ストレス社会と言われる現代、ミネラル豊富なトロピカルフルーツを
社員が食べたり、疲れたなと思うときは、緑の中を散策すればいい。
福利厚生の面でも、二酸化炭素を排出しない、
環境に配慮した循環型のシステムが構築できるはず。
そして、農業に身近に触れられることから、育つ過程をも学習でき
人間形成に大きく影響を与えると思う。

なぜなら、農業は人類が最初に覚えた文化だから。

温室ガスを削減しようとするのなら、農業国になればいい。
それでも、高度技術や工場と言うのなら、農場を併設すればいい。
循環型というのは、そういうことではないだろうか。

それが、イメージできないというのなら、明らかに人間力の低下だ。

もちろん、投資はそれなりにかかるだろうが ・・・
突出した技術もいいけれど、応用が利く技術は生き残る。
要は、バランス。

東京のど真ん中で、パソナの地下農園が存在するように、
トロピカルフルーツ畑を横切ってから地下鉄に乗り込む、
そんな時代もアリだろう。

AGRI-ART  2008年7月 9日 22:24

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AGRI-ART

見た目は暑苦しく、爽やかさが欠ける。情熱なのか、くどいだけなのか・・・。無骨で不器用な手を持つ男。
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