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ワインの資格を取って今年でちょうど10年。思えばあっという間の年月でした。ソムリエ試験を目指して勉強を始めるまでは、ブドウの品種やワインの産地はおろか、飲んだワインの名前さえほとんど覚えたことがない、ただのワイン好きでした。そんなわたしが猛勉強した末に試験に合格し、ワインの道に進んだのも、思えばとても不思議な巡り合わせのように思えます。
わたしの休日とわたし

「ブドウ畑ですごした休日」

 ワインの資格を取って今年でちょうど10年。思えばあっという間の年月でした。ソムリエ試験を目指して勉強を始めるまでは、ブドウの品種やワインの産地はおろか、飲んだワインの名前さえほとんど覚えたことがない、ただのワイン好きでした。そんなわたしが猛勉強した末に試験に合格し、ワインの道に進んだのも、思えばとても不思議な巡り合わせのように思えます。
  そもそもワインと出会ったのは、20代の前半に単身で渡仏したときのこと。厳しいパリでのモデル生活に希望と元気を与えてくれた、日本円にして300円に満たないテーブルワインでした。知り合いもなく言葉も通じない異国の地で、友人のように励ましてくれたワイン。以来ワインはわたしにとって、特別な存在となっていったのです。
  モデルとしてのキャリアを重ねていく中で、自分の人生に新たな目標を持ちたいと感じ始めたのが、30歳を過ぎた頃。いわゆる「転機」というものだったのでしょうけれど、わたしはそのステージとしてワインの世界を選びました。ひとたび目標を定めたら、無我夢中で突き進む性分らしく、それからのわたしはまさにワイン漬けの日々を送ります。特に資格を取ってからは年間500本ものワインを飲み干し、ワイン関連の書籍を片っ端から読み、夜はレストランでソムリエとしての修行を積んだ。そして遂に2000年にはモデルを引退し、ワインのプロとして歩み始めたのです。
  モデルを辞めたその年の秋、わたしは再びフランスの地を踏みました。訪ねたのはワインの銘醸地、ボルドー地方のサンテミリオン。現地のシャトーに住み込んで、3週間ブドウの収穫作業を手伝いました。夜明けと共に畑に出て、日が沈むまで働く日々。東京とはまったく違う時間の流れがそこにはあった。ブドウ畑の真ん中で、毎日、土と汗にまみれながら、新しい人生が始まろうとしていることを感じていました。今思えば、あの3週間が、人生の「休日」だったのではないかと思います。それまでの人生から新しい人生に切り替わっていく「リセットボタン」みたいなもの。そしてその休日が、今のわたしを生んだのです。
 

 
  さて、そんなことを振り返りながら、今宵は「私の休日」を飲む。一口ふくむと、サンテミリオンの畑でかじったブドウの味がした。そう、カベルネ・ソービニヨンって、こんな味なのだ。普段お馴染みの巨峰やデラウェアとはまるで違う、濃厚でパンチがある味。あの旨みが赤ワインの豊かなアルコールになるのです。懐かしいな...。わたしの記憶の中の、あの風景がまざまざと甦る。ブドウ畑で過ごした、わたしの休日。
 


沢樹舞さん
12年間のモデル生活を経て、現在はエッセイスト、ワイン・スペシャリストとして活躍。雑誌や新聞等での連載他、ワイン・セミナーや講演会等で全国を駆けめぐり「ワインのある生活」の楽しさを広めている。「たべるの」でも「沢樹舞のおうちでごはん」も好評連載中です。
 
私の休日ホームページ
わたしの休日とわたし  2008年12月 1日 19:18

コメント(1)

こんにちは、トンボ飲料「私の休日」事務局です。

私の休日ウェブサイトで連載中の休日エッセイとは
また一味違ったすてきな「休日」をありがとうございます。

「希望と元気を与えて、励ましてくれる存在」は
人それぞれ、様々な形で生活の中に溶け込んでいると思いますが、
沢樹さまにとってその存在は 『ワイン』 だったのですね。
そして、次のステージに選ばれるほど身近で大きな存在になった・・・
転機となるような「出会い」「きっかけ」は
思いのほか近くにあるのかもしれませんね。

サンテミリオンのブドウ畑で過ごされた3週間の「休日」、
ブドウ畑で口にされたカベルネ・ソーヴィニヨンの味・・・
「私の休日」を召し上がられて、
懐かしい気持ちで「ほっ」と一息ついていただけたこと、とても嬉しく思います。


またぜひ、「私の休日」と一緒に合わせたい
おすすめのお料理も教えてくださいね。
(沢樹舞のおうちでごはん、毎回楽しみにしています!)

posted by トンボ飲料「私の休日」事務局  2008年12月 3日 18:55

 
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Profile 投稿者紹介

翠田社長@トンボ飲料

こんにちは、トンボ飲料社長の翠田です。 皆さんはどんな休日をお過ごしですか?たべるので皆さんの休日をご紹介下さい。
「私の休日」が豊かな暮らしのエッセンスになれば幸いです。
よろしくお願いします。
トンボは豊かな自然環境でのみ生まれ育ちます。
私たちトンボ飲料は、美しく豊かな自然環境から与えられた貴重な水質を守り、 製品に生かしたもの作りをすることを「トンボ」という名に託した企業なのです。
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