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「水のインタビュー」第9回 斎藤仁志さん(1)

毎回各界で活躍する著名人にご登場いただく「水のインタビュー」  第九回は今春筑波大学を卒業する日本陸上界のホープ・斎藤仁志さんに  アスリートの日常や水との関わり、ロンドンオリンピックへの思いを伺います。
okuhida gensui

沢樹:世界陸上、北京オリンピックなど、トップアスリートとして日本陸上界の未来を期待されていますね。幼少時代から、スポーツ万能で足も速かったんでしょうね。

齋藤:そう思われますが、まったく違います。足が速いわけでもなく、いつもクラスで4、5番目でしたし、僕の地元は野球が盛んなのですが「齋藤がいるチームは負ける」と言われるくらい球技が苦手。バットを振ってもかすらないほどでした(笑)。中学校に入り、部活を選ぶときに、野球やサッカーでは活躍できないし、なんだかパッとしない。そこで、仕方なく陸上をやることにしたというのが実情です。短距離を選べば、練習も少ないだろうし、消去法で選んだという感じですね。

沢樹:えっ、予想外のお話に驚きました。でも、仕方なく始めた陸上に本腰を入れて、才能が開花するまでは、順調だったのでしょうか?

齋藤:中学、高校と陸上をしていたものの、県大会でやっと入賞できるレベルでした。「一応、陸上部に所属しています」というぬるい考えの高校生で、当時の僕にとっての最大の見せ場は体育祭!陸上の大会よりも、体育祭でしっかり結果を残すことが一番の使命でしたからね。リレーのアンカーでごぼうぬきして鼻高々のヒーローで良かったんです(笑)。
その反面、陸上に携わる仕事に就きたいとは漠然と考えていました。なので、先生になって陸上部の顧問になれればと思い、教育学部のある大学を受験しました。でも、受験に失敗して浪人をすることに。それで、一浪して、筑波大学に入ったんですよ。

沢樹:大会より体育祭のヒーローだなんて(笑)。浪人時代もあったとは、これも意外です。でも、仕方なく、一応とおっしゃっていましたが、現在まで陸上を続けていらっしゃいますよね。陸上を続けようという意志があったからのように思えますが。

齋藤:陸上のサラブレッドでもなければ、際立った才能もない。世界を目指すつもりもなかったけれど、心のどこかで速く走りたいという気持ちはありました。でも、陸上に対しては宙ぶらりんな状態だったんでしょうね。
そんな僕を見かねて、「浪人するならしっかり勉強する。中途半端な気持ちなら、陸上は辞めなさい。」と渇を入れてくれたのは両親でした。両親への反抗がやる気に変わって、陸上で結果を出したいという気持ちが固まった。そういう意味では、父と母に感謝しています。
そこから一念発起で、月曜日から金曜日まで予備校に通い、授業の合間の20分で腹筋をしたり、帰宅してから走ったり、土日はコーチについてもらい陸上の練習を見てもらうような生活を1年間しました。それが功を奏したのか、浪人中に出た全国大会で優勝して、自分自身が一番驚きました。もちろん、大学にも合格しました。本気でがんばったんでしょうね、僕は(笑)。

沢樹:ご両親のひと言で、進むべき道を再確認できたとはすばらしいですね。でも、一心に思いを貫いたから大学入学も全国大会優勝もできたのではないでしょうか。でもそれは、齋藤さんご自身の努力によるものですよ。

次回、Part2へ続きます。

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奥飛騨原水

ヒロコ@奥飛騨原水  2010年3月11日 10:45

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ヒロコ@奥飛騨原水

リゾート地として有名な岐阜県数河高原に隣接したタンカナ高原は、ブナの原生林や落葉樹が手付かずの状態で残っている全国的に希有な場所です。古来よりブナの木は「緑の水ガメ」と呼ばれ、その優れた保水力が土中の水を豊かにします。この自然の中で生まれた水「奥飛騨原水」を通して、皆さまから「水」や「水のある暮らし」について、お話を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
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