9月10日、日本海ガスショールームPrego!にて、
3回目となる「沢樹舞のお料理教室」が開催されました。
この回は「沢樹舞のおいしい時間」で放送された料理の中で
リクエストが多かった「ひじきとクレソンのペペロンチーノ」を中心に、
「秋刀魚のバルサミコソテー」と「じゃがいもの煮転がしローズマリー風味」で
ワインが似合う秋の食卓をご提案いたしました。
「おいしい時間」では3分間、たべるの「おうちでごはん」でも1ページ。
でも、料理教室では約2時間たっぷりと料理についてお話ができます。
今日はご参加いただけなかった方のために、
当日の様子はもちろん各料理のポイントなどを解説したいと思います!
前半はわたしのデモンストレーション。
わたしが料理で常に大切にしているのは「おいしさは意外な出会い」です。
昔ながらの料理やお馴染みの食材も、調味料を変えたり足したり、
素材の組み合わせを変えたり、スパイスやハーブをトッピングすることで、
全く新しい美味しさが生まれます。
今回も、お蕎麦やひじき、秋刀魚、じゃがいもの煮転がしなど、
定番の食材やおふくろの味を、ワインに合うお洒落な料理に変身させる。
皆さまにお伝えしたかったのは、その「ちょっとした」ポイントです。
例えば「ひじきとクレソンのペペロンチーノ」。
ひじきと言えばおばあちゃんの煮物...そんなイメージがありますが、
オリーブオイルやニンニクとの相性が抜群です。
また、クレソンとひじきも目からウロコの美味しさです。
さらにお蕎麦もパスタのように使うと非常にモダンな味になりますし、
クレソンの「ピリリ」とした辛さは、ワサビのようなアクセントになります。
つまりはこれら3つの素材を1つにすればきっと美しいハーモニーが生まれ、
全く新しい美味しさが生まれた...というわけです。
やはり今回もハーブが登場します。
ハーブやスパイス使いについては料理教室でも最も多く質問を受けます。
「ちょっと難しそう」「他の使い方は?」「保存法できるの?」
買ったはよいけれど使い切れずに持て余してしまう。
だからなかなか手が出せない。
そんなお悩みのある方は本当に多いんですよね。
ハーブにもたくさんの種類があって迷うところですが、
使い勝手が良く、いろんな料理に使えるのがローズマリーです。
じゃがいもを炒めてから煮る方法は和食でもお馴染みですが、
油はサラダ油や胡麻油ではなくオリーブオイル、
日本酒やみりんの代わりに白ワインとはちみつ、
しょう油や出汁の旨味をアンチョビで。
最後にローズマリーの香りをプラスすればイタリア風の煮物が完成です。
バルサミコ酢なども同様で、ちょっと高価だし、使い方もわからない...。
でも、ほんの少し加えるだけで、簡単にレストランのお味になりますよ。
例えば今回ご紹介した「秋刀魚のバルサミコソテー」がその代表例。
秋刀魚といえば塩焼き...という方はほとんどだと思いますが、
大さじ1杯のバルサミコ酢が、秋刀魚を全く別ものに変えてしまうのです。
そうして出来たのがこの三品。
約20分でちょっとしたフルコースが完成です!
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