![]() | ![]() | ダイエット 牛もも肉 赤身 |
メタボ宣告を受けてから、米、パン、うどん、パスタ、ピッツァ、トンカツや焼肉、バター、ジャガイモ、アイスクリーム、甘いお菓子全般、市販の果汁飲料を口にすることをやめています。
朝はバナナにヨーグルト、昼は蕎麦、夜は青味魚、白身魚、米の代わりにもち麦や玄米です。
これがこの先ずっと続くと思うと絶望的な気分になります。食べることの楽しみが無くなってしまうように思えた。
しかし不思議なものです。こんな食事も1週間、10日と続けるうちに、自分の身体が少し変化してきたことに気づきます。
イワシを焼いたり、白身魚をホイル焼きしたものが、以前よりずっと美味しいと思うようになった。
食べる量もずいぶん少なくなって、それでも満足するようになってくる。
時々お菓子を食べたくなったり、甘い果汁飲料を飲みたくなるけれど、なんとか我慢できる。
例えるならば、かつてスピード命だった自動車が、今や燃費が良くないと間抜けなように思えてくる、そんな変化。
ダイエットメニューにも新しい楽しみが見えてきます。いろいろ学んでみようという気にもなる。
そこでまず最初に試したのが、赤身肉ダイエット。
牛肉のフィレやもも肉は、高級なものは赤身の中にもサシが入って脂の旨みがたっぷりですが、アメリカンビーフやオージービーフの比較的安価なものは、きれいさっぱりその旨みの脂が抜けている。
普通に料理してしまうとパサパサで、あまり美味しいとは言い難いのですが、ちょっと手間をかけ、工夫することで別物に変身します。
牛もも肉のロースト、マスタードソース。
塩胡椒して寝かせた後、フライパンに少量のオリーブオイルをひいて牛もも肉の表面に焼き色をつけていきます。表、裏、側面。
焼き色をつけたもも肉の塊を鉄フライパンごとオーブンへ。ところが1.5kgの塊が我がオーブンに収まらない。
止むを得ず半分にカットして200℃でローストします。15分から20分。
さて、ここからが肝心なところ。オーブンから取り出したもも肉を素早くアルミホイルで包むのです。
熱がじんわり肉の内部まで届き、しかもカットした時に肉汁がこぼれることがない。
この間に、たべるの沢樹舞先生考案のマスタードソースを作ります。
申し訳ないけれど、このソースの作り方は、沢樹舞先生がまだ一般公開していないから、ここでは公表できません。でも、すごく美味しいソース。
牛もも肉のロースト、マスタードソース。
なんと言うか、ダイエットメニューに花が咲いたというか、明かりが灯ったというか、美味しいという言葉では言い表せない、食べて幸福になる、そんな楽しみがここにもあったのだと知る喜びです。
今まで気づかなかった新しい美味しさ、楽しさを、これから追いかけてみよう。そんな気にさせてくれるローストビーフでした。
新しい楽しみを見つけられたようで、よかったですね。